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着付け教室用のお着物って?

さあいよいよ着物を着てみよう!と思った時にまず初めにネックになるのが「着付け」。
ほとんどの方が「呉服屋」さんか「美容室」で着付けをして貰った経験上、自分では着れないと思っていらっしゃると思います。
そこで思い立つのが近くの「着付け教室」。
でも、着付け教室も敷居が高く、初めは何をどうすればいいの?って思って見える方も多いはず。
一番大事なのは、自分がどのレベルまでの着付けを覚えたいか。を明確にしておくべきです。
アドバイスとしては大きく分けて2つあります。

1・ご自分の着付けのために覚えたい

 ・普段着として気楽に楽しめる程度の着付け
 ・お茶やお花などお習い事の着付け
 ・仲の良いお友達や娘さんに気楽に着せたい。

2・他人に着つけるために覚えたい

 ・職として資格を取るため着付けを覚えたい
 ・地域の方に教えたい
 ・しっかり説明が出来るようになりたい

ほとんどの方は「1」のご自分で気軽に楽しめるようにと思われて着付けを習われる方が多いと思います。
一般的な着付け教室では、資格を取らせるために覚えるコースが多く、進んでいくに従って普段着よりもむしろ礼装用の着装(他人に着せる)になる場合が多いので、教室の先生にはっきりとご自分の意志で「自分が普段着として着れるようになるまでで結構です」と仰られるとよいかと思います。
今では、インターネットなどで「着物の着付け」と検索すれば、十分説明がされていると思いますのでまず初めは自己流で楽しまれてもよいかと思います。
事実、当店に来て頂いている普段に着物を楽しまれているお客様のほとんどが自己流でおいでです。
かえって着付け教室を習われている(いた)お客様の方が少ないのも不思議なことですよね。
こんなことを言っていると着つけ教室の先生に怒られそうですが、
着物専門店のおかみさんに「着てみたけどここが上手く出来ない」って聞いた方が間違いなく上達すると思いますよ!特に毎日着物で店に出ているお店の人に聞くのが一番イイかも!
着付けに迷った場合、いつでもお気軽に当店にお越しくださいませ。

「2」の他人に着つけたいと思われる場合や職としたい場合は、対価を戴くにしろ戴かないにしろ、責任を持つことになるのでそれなりの知識と資格が必要かと思われます。
そんな場合は着付け教室で「資格を取りたい」と仰られると良いかと思います。

とりあえず言っておきますが、上記の説明は【当店がお勧めする当店独自の考え方】なので教室の方針によっては解釈が違う場合もありますので、ご注意くださいませ。


当店の経験上、普段着はご自分で着て、訪問着以上の礼装用の着物は「着付けて貰った」方が間違いないと思います。
自分で普段着を着ることが出来る方は、人に着付けてもらった場合にでも腰ひもの強さを指定できるし着回しが上手にできるのでとても楽だと思います。

そうは言ってもわかりにくいので(笑)

着付け教室に最低限必要な小物類


着つけ教室に必要な物
着物 長襦袢 小物
ゆかた 半巾帯 なし 肌着裾除け(夏用)・腰ひも2本・前板(メッシュ夏)
ウール木綿・単衣の着物 八寸名古屋帯 単衣の長襦袢(素材に合わせて) 肌着裾除け・腰ひも4本・伊達締め・前板・衿心・帯枕・足袋
小紋・紬・色無地(袷の着物) 九寸名古屋帯 袷せの長襦袢(胴抜き) 肌着裾除け・腰ひも4本・伊達締め2本・前板・衿心・帯枕・足袋
訪問着・振袖 袋帯 袷の長襦袢 肌着裾除け・腰ひも4本・伊達締め2本・前板・衿心・帯枕・足袋・三重仮ひも

その他、教室によってはコーリンベルト・ウエストベルトなどが必要な所もあるようです。